DebianでSATA RAIDを組むの巻(9)

なんというか、結局のところPromiseが提供しているftドライバを使う時点で、それってハードウェアRAIDではないんじゃないかと。何も意識せずに単一のドライブとして認識できないということは、やっぱり純粋なハードウェアRAIDじゃないんだよなー、きっと。
Promise FastTrackはRAIDコントローラだけど、SCSIのように制御が分離されているわけではなく、OSからその制御を行わなければいけない。と考えるとOSからRAIDコントローラを扱えるようにするためのドライバが必要なわけだが、ドライバを使ったからといってソフトウェアRAIDになるわけでもなく、やっぱりRAIDの制御はFastTrackがやっている。

OS --(ドライバ)--> FastTrack ---> HDD
                        |
                        +--------> HDD

とすると、ソフトウェアRAIDを考えた場合、RAIDコントローラの類は不要でソフトウェアでRAIDコントローラの動作を完全にエミュレーションするものだと言えそう。
で、Promiseからはkernel2.6.x用のftドライバはリリースされていないため、このFastTrackをサポートしたdmraidを使って構築しようという推測だらけの結論に至る。
って書いてて、こんなのあたりまえなんだろうなーと思う今日この頃。。。orz